学校に着くまでの間、彼とは他愛ない話ばかりした。
今日の宿題やった?、とかそういう類いの話。
本当はあの夢のことを聞きたいのに。

学校が見えてきた。

「始音君先に行って。私は少し間をおいてから行くから。」

「一緒に行かないんですか?」

「一緒に行くと、少し恥ずかしいし…。それに私と噂になったら嫌でしょ。」

「僕はかまわないですけど。」

「それってどういう意味…、」

「ほら、早く行かないと遅刻しちゃいますよ。」

そう言って彼は私の手を握って走り出した。

「ちょっ、始音君!?人の話ちゃんと聞きなさいよ。」

「聞いてますよ。大丈夫です。」

何が大丈夫なのよ、と言おうとしたら、

「おはよ、メイコ。いつの間にカイト君とラブラブになったの。言ってくれればお祝いしてあげたのに~。」

「ル、ルカ、何言ってんの!」

「照れなくてもいいのにぃ。」

これ以上ルカに話をさせてはいけない、と思い慌ててルカの口を手で塞ぐ。

「ごめんね、始音君。さっきみたいな行動するとこんな風になるんだから。これから気を付けてね。」

「でも…。」

「返事は『yes』しか認めないから。」

「…わかりました。」

「わかったならいいのよ。じゃあ教室に行きましょうか。」

「はい。……そろそろ巡音さんから手をどかした方がいいと思うんですけど…。」

「えっ、あ!ごめんルカ、大丈夫?」

「なんとか。…後で覚えておいてね、メイコ。」

「う…、本当にごめんね。」

ルカの後からの仕返しが怖いけど、さっきのは私が悪かったから仕方ない。

「咲音さん、巡音さん。本当に遅刻しちゃいますよ。急がないと。」

「本当ね。後3分しかない。」

私達は急いで教室に向かった。







~☆続く☆~

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

あの時の約束~4~

今回で第4話になりました。
なかなか話が進まない…。
でもちゃんと完結させてみせますよ。

閲覧数:154

投稿日:2011/04/16 12:26:08

文字数:748文字

カテゴリ:小説

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