海って写真や映像で見るより、ずっときれい。ずっとすてき!
初めての海でドキドキしてたけど、楽しめそうだなぁ、、
ミク姉は泳ぐの苦手なんだって。でも、リンは違うよ
「泳ぐのくらい、全然できるよ!ミク姉みたいに溺れたりしないもん!」
そうやって言ってたら、大きな波が来て、、、、
「おいリン!?大丈夫か?」
「、、ん、、レン??」
私、、溺れた??ううん。違うよね!今のは大きな波のせいだよ。
でもレンが助けてくれなかったらちょっと危なかったかも。
「レン。、、ありがと。」
ミク姉は、なんでそんなにねぎが好きなんだろう?
ねぎの味のカキ氷なんて、おいしい訳ないのに。
でも、オレンジのシロップが無いのはひどいよね!?
宿でのことだけど、マスターが間違えて部屋を取ったって。
、、リンの部屋も無いの??マスターひどいよう、、
マスターはメイ姉のとこで寝るんだって。
私も誰かのところに入らせてもらわなきゃ、、、どうしよう!?
「ミ、ミク姉!ミク姉の所で寝かせて!いいよね?」
「うーん、、。やっぱりそういう人の所で寝るのが一番じゃないかな?」
、、、え?
そういう人って、、?何のこと?
「リンちゃん。俺もそれがいいと思うよ。」
カイ兄まで!もう。みんな何なの!?何が言いたいの!?
「リン。レンの所いきゃぁ。ってこと。」
マスターの補足。あぁなるほど。そういうこと?なんだ。
「分かった。じゃあレン。よろしくね。」
「!?」
「お、俺はいいなんて言ってないし!!」
「、、ダメなの~?」
だって。レンのとこ以外、行けそうもないし。
「、、、ぅ、、。」
「ハイ決定。レン。よろしくね~」
なんかマスターが勝手に話を進めてくれた。
「ありがと。マスター!」
でも。なんでレン嫌がるのかなぁ。リンのこと嫌い??無いよね?そんなこと。
「おじゃましまーす」
「、、はいはい。」
やっぱりレン嫌だったのかな、、。
「あの。さ。どうしても嫌だったら、ミク姉に頼みこむし、、」
「別に、、嫌じゃないけど」
なんだ、嫌じゃなかったんだ。えへへ。ちょっと安心。
じゃあなんでいつもより冷たいの!?いつもはもっと優しいのに、、
まあ。いっか。
「ねぇレン。明日ってどこに行くの?」
「マスターは遊園地って言ってたけど。」
「わぁ!!いいな! 一緒に色々乗ろうよ!!」
「いいよ。」
明日はすごく楽しくなりそう!!楽しみだなぁ~
そのためにも。早く寝て体力戻さなきゃね。
「おやすみ~レン。」
「おやすみ。」
「あ。」
そういえば、レンは椅子で寝るって言ってたっけ。
でもそれってなんか可哀そうだよね?リンばっか贅沢して。
「ねえ。レンも入る?そこじゃ寒いでしょ?」
反応が無い。もう寝ちゃった?、、そんな訳、無い!
「ちょっと。レン聞いてる?ねえ!?」
「、、、いい。」
なんかちょっとむかついたから。椅子からおろして(落として)
無理やりベッドに引っ張り込んだ。逃げないように捕まえて。
「や、やめろ!本当いいから!椅子でいいって!」
「だってそれじゃぁリンばっかりじゃんか!」
「な、なら、リンも椅子で寝ろよ!」
「、、、それはイヤ。」
椅子で寝るくらいだったらレン引っ張り込んだほうがいいもん。
それに。私たちは双子だもん。一緒に寝たって何も問題ないよね?
なぁんにも。問題ない。、、ハズ。
あれ。レンまた背、高くなった?ひどいなぁ。リンを置いて。
昔は決闘ごっこやったら絶対リンが勝ってたけど、今はどうかな。
もうリンよりずっと強いのかもしれない。
海のときも助けてもらったし。きっとそうなんだ、、。
えへへ。なんかそうやって考えると変な感じだね
自分ばっかり子どもなんて、イヤだなぁ。
「、、起きろ。おーい。朝だって。」
私を起こしたレンはなんか疲れてそうだった。
「私、、寝相悪かった!?ご、ごめんね;」
「は?何が?」
昨日からリンのカンは的外ればっかりだなぁ。
「早く着替えろよ。」
「あ。うん。」
そういって、レンは部屋を出て行った。?。どこいったんだろ。
とりあえず着替えていると、メイ姉が来た。
「おはよう~、、レン~」
「私リンだよ!メイ姉。飲みすぎてるんじゃない!?」
「んで、、どうだった~?リン可愛かった~?」
メイ姉、、おかしくなってる。私が可愛いかなんて、レンに聞いてどうするの!?
そこでレンが帰ってきた。よかった。
「レン。メイ姉が変なこというんだけど。」
「!?。め、メイ姉!帰れって!マスター部屋で待ってんだろ!」
「、、はいはい~」
凄い勢いでメイ姉を追い出したレンは慌ててるみたい。
「、、あの、さ。なんか聞かれた?メイ姉に。」
「えーと。なんか可愛いがどうのこうの。どういう意味?」
「なんでもない!」
レンは何か知ってるみたい。リンに内緒にするなんて。
やっぱり、レンは最近ちょっと変だ。
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