許してあげようか?

そう囁くと顔を上げる君。
そう囁くと顔を輝かせる君。
この瞬間が大好きだ。
この瞬間が大嫌いだ。
人の死は、醜い。
空虚なその瞳が醜い。
けれど、その瞳が愛しい。

さよなら、さよなら。

心を殺さずには居られない。
どうしたらこの罪を償える?
どうしたら、僕は笑える?
仮面のように張り付いたその無表情は、

無慈悲。

嗚呼、なんて愛しいんだろう。
嗚呼、なんて醜いんだろう。

「さよなら」

銃は手から滑り落ちた。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

無慈悲な君


慈悲深い振りなんてなんて楽なんだろう

閲覧数:240

投稿日:2008/07/17 14:35:34

文字数:222文字

カテゴリ:歌詞

オススメ作品

クリップボードにコピーしました