一人で歩く いつもの 帰り道
ボクは下を向いている ただぼんやりと
そんなボクを軽く追い越して
キミが振り向いて言う 一緒に帰ろう
言葉も交わしたこともないそんなキミなのに
ボクの心はときめいて キミに惹かれていく
春の匂いと揺れる長い髪の匂いと
キミに出会って 色づく世界
動き出した世界に 取り残されないように
ゆっくりとでも ボクは今 歩き始めた
二人で歩く いつもの 帰り道
キミは空を見上げている 揺れる木漏れ日
細い肩先 とまる 花びらも
とってあげられるほどの勇気も出ない
少し手を伸ばせば届きそうな距離なのに
ボクらの間を 風だけがただ通り抜けていく
空を映す水面と 銀色の髪飾り
キミの瞳は きらめく世界
一緒に歌う鼻歌 音痴でズレてたって
キミが笑うと 嬉しくて ずっと歌うよ
伸ばしたてのひらに軽く触れた指先
顔が熱くて 胸が高鳴る
ボクの手をグッと引いて 駆け出してゆくキミが
舞い起こす風 に乗りボクは今走りはじめた
高く高く空に 舞い上がってゆく花びら
揺れるスカート 揺らめく世界
子供のように飛び跳ねて
軽くなる足取りは
どこまででも駆けて行ける気がする
繋いだ手から伝わる 好きという気持ちだけで
ボクの未来は 輝く世界
明日の帰り道は ボクが手を引ていくから
春の匂いと駆け出してこう
色づく世界
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6.
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時給310円
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足りない 足りない I need more you…
足りない 足りない I need more you…
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