「ルカに酔ってますが何か?」
「開きなおってんじゃないわよ!」
ガンッ!
肘でレンの脇腹を勢いよく突く。
「げほっ!!ちょ、えぇ!?」
「ざまぁないわね!このマセ餓鬼!!」
レンが咽ている間に身を翻して、指差して笑った。
「ごほっ・・・」
レンはまだ咽ている。
「まだ咽てんの?男なんだからこれくらいで・・・」
「・・・」
咳がいきなり止まった。
「ちょっと、レン?」
「・・・・」
「寝たの?」
「・・・・」
応答なし。
「電気点けるわよ?」
レンは体をくの字に曲げて、脇腹を押さえながら苦しそうにしていた。
「ちょ・・・大丈夫!?」
私の一撃がレンの人体にそんなにも大きな衝撃を与えてしまったのだろうか?
心配になって体を揺さぶる。
「レン、レンッ・・・!」
レンは息もしてないように見える。
死んだのかと思って、目に涙が滲んできた。
「息して、レン!」
もうこれしかない・・・!
私はレンの頭を掴んで、人工呼吸を試みた。
ぎゅっ
へ?
掴んでいたはずのレンの頭が無くなっていた。
そのかわり、レンの柔らかな髪が私の頬をくすぐっていた。
=私はレンに抱きしめられていた。
「れ、れん?生きてた・・・?」
「あれくらいで死ぬワケねーじゃん」
レンはくすくすと笑った。
息が耳にかかる。
「よ」
「ん?」
「よかっ・・・たぁ」
生きてた・・・
安心して、思わず涙が溢れた。
「大げさ過ぎ」
「だってさぁ、レンが死んだフリするからさぁ!」
「はは・・・」
レンの背中をぎゅっと掴む。
出会った始めのころは、私より背が低かったのに今ではもうレンの方が遥かに高かった。
「今起きなきゃよかったなぁ」
レンが少し後悔したように言った。
「え?」
「人工呼吸、されたかった」
「ば、馬鹿!」
レンは少し笑ってから、私をゆっくりと離した。
「ルカ」
「ん?」
レンが急に真剣な顔になったので、私は少し緊張してしまった。
「話がある」
「うん・・・」
ごくりとつばを飲んだ。
「俺、ルカのこと―――」

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

ボカロ学園!81【続きです】

遅くなってすみません!
どうでもいいですが、この作品を書き始めた頃から4月30日にて2つ歳をとりました(´▽`*)
歳をとってパワーアップ?しないかもしれないけどふみゅをよろしくお願いします><

閲覧数:439

投稿日:2011/05/22 22:03:32

文字数:845文字

カテゴリ:その他

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  • 咲丸あさ

    咲丸あさ

    ご意見・ご感想

    お久しぶり&おめでとうです(^u^)
    これからも頑張ってくださいね♪

    うは~ルカちゃんモテモテですなぁ~…ぐふふh←

    2011/05/23 16:57:16

    • どーぱみんチキン

      どーぱみんチキン

      お久です!ふみゅれす(´▽`*)
      ありがとうございます?><これからも頑張りまする!
      ルカちんモテモテです^p^うらやましす・・・
      綺月さんもがんばってください★

      2011/05/30 20:42:04

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