泣きながらだと上手に歌えない
喉の奥から声は途切れ途切れで
だけどいちばん大切なものだけを
こぼしていくように見えていたの
ひと呼吸ふた呼吸はなから抜けてく
色の違う感情を滲むまま沈むまま
血管の色は青か赤か君が決めると良い
目を閉じたら見えてくるものが答え
誰にも聞こえない歌がひとつくらい在っても良い
二度と歌うことができなくなったとしても
幸いなことに方法はいくらでもあるんだ
もったいないと思うならこの指を掴んで!
届かない願いを口に出せないなら
その世界に大好きと告げられない
持ちながらだと上手に踊れない
靴の中から石がポトリポトリと
でもねいちばん大切なものだけを
集めていくように見えていたの
ワンパンチツーキック足から投げてく
意味の違う感傷を埋めたまま絞るまま
信号の色は青か赤か君が決めれば良い
手を握れば伝わるものが答え
誰にも渡せない箱がひとつくらいあっても良い
二度とあげることができなくなったとしても
偶然だけど方法はいくらでもあるんだ
近づきたいと思うならその歌を叫んで!
下らない憂いを外に出せないなら
この自分に絞首刑告げられない
広げた持ち物全部キレイさっぱり消えた
同じものだけ待ち続けて幾星霜
道具を誇るのが職人なら
道具のせいにしないのも職人
最短で最大をかき集め手放さない
甘い果実はもうどこにだってない
最初から全部知っていたのにね
悪魔のような期待への囁き
歩く練習をしなくなってどれくらい?
自動で連れて行ってくれるどこへでも
一瞬で移動すらできるのにまだ退屈で
諦めの悪さに磨きをかけて出かけよう
誰にも聞こえない歌がひとつくらい在っても良い
二度と歌うことができなくなったとしても
幸いなことに方法はいくらでもあるんだ
もったいないと思うならこの指を掴んで!
誰にも渡せない箱がひとつくらいあっても良い
二度とあげることができなくなったとしても
偶然だけど方法はいくらでもあるんだ
近づきたいと思うならその歌を叫んで!
なにもなせないなにものでもない
スタート地点にメダルは置いてないよ
あぁ面倒くさいけど走るしかないんだ
早そうな人のふりして舌出して転べ
誰かに話したいこと全て言葉にしよう
そしてその時間を全部僕にちょうだい
預かって温めて少しなでたら大丈夫
心配しなくても連れてってくれるだろう
誰の目も見なくて済むのだから
目を閉じて闇の中全力で心の底から
歌おうよ
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