花散らす春りん(漢字不表示)
時に紗(しゃ)を纏わせ
鬼火さえも仄かに
歳月を霞ませて


冷風(ひやかぜ)吹けば
百鬼夜行
率いる鬼女の
赤髪は異形


闇を踊れ
妖(あやかし)の群れ
鬼女に率いられ
春を寿(ことほ)げ



露洗う朝顔
夜闇を絡めて
暁光(ぎょうこう)に開きて
刻限を報せる


温風(ぬるかぜ)吹けば
百鬼夜行
率いる鬼女の
赤爪は異形


闇を謳え
妖の群れ
鬼女に惹かれて
夏を喜べ



名月を肴(さかな)に
杯(さかずき)交わして
秋を過ごさん

霜雪に跡も残さず
冬を行かん

時節は巡れど
変わらぬ者よ
百鬼夜行



闇を呑み込め
妖の群れ
鬼女は弾き歌え
赤き唇

その艶姿(えんし)妖し
赤鬼は異形

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

『百鬼夜行』

春りん=春のしとしと降る雨です。
春の季語なんですが;

琵琶の太い音に、鉦のチンシャンいう音がイメージです。

閲覧数:88

投稿日:2009/09/05 13:47:17

文字数:320文字

カテゴリ:歌詞

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