噎せ返る程狂い咲く 薔薇の香りが二人を犯した
巻きつく腕に縋り付く 君の瞳が棘だと知らずに

喉を鳴らして蜜を飲み続ければ
悲しみに暮れて逝くエトランゼ
甘くとも毒を持つ天使達
黒く染まった羽根は千切れて
楽園は闇に染まって行く

唇を噛めば溢れ出す生の証を
飲み干したのなら君が美しく咲き誇るの

愛に焦がれて行き着いた 始まりの廃墟
封鎖した楽園で 君を愛し続ける

立ち込めた霧の向こうへ 勘を頼りに記憶を辿った
心惹かれ惑わされた 君の香りが薔薇だと知らずに

蝕まれては吐き出す毒の様に
悲しみに暮れて逝くエトランゼ
天使達が堕とした羽根が舞う
散った薔薇の花によく似てた
光さえここに届かない

限りある生の証を流し尽くさずも
飲み干したのなら 枯れた花弁は儚く散る

門出の日にはシェルブールの雨傘を差そう
足の折れた馬車に乗る君を求め続けよう

唇を噛めば溢れ出す生の証を
飲み干したのなら君が美しく咲き誇るの

愛を忘れて行き着いた 始まりの廃墟
君の花弁埋め込んで 薔薇を咲かせ続けよう




むせかえるほどくるいさく ばらのかおりがふたりをおかした
まきつくうでにすがりつく きみのひとみがとげだとしらずに

のどをならしてみつをのみつづければ
かなしみにくれていくえとらんぜ
あまくともどくをもつてんしたち
くろくそまったはねはちぎれて
らくえんはやみにそまっていく

くちびるをかめばあふれだすせいのあかしを
のみほしたのならきみがうつくしくさきほこるの

あいにこがれていきついた はじまりのはいきょ
ふうさしたらくえんで きみをあいしつづける

たちこめたきりのむこうへ かんをたよりにきおくをたどった
こころひかれまどわされた きみのかおりがばらだとしらずに

むしばまれてははきだすどくのように
かなしみにくれていくえとらんぜ
てんしたちがおとしたはねがまう
ちったばらのはなによくにてた
ひかりさえここにとどかない

かぎりあるせいのあかしをながしつくさずも
のみほしたのなら かれたはなびらははかなくちる

かどでのひにはしぇるぶーるのあまがさをさそう
あしのおれたばしゃにのるきみをもとめつづけよう

くちびるをかめばあふれだすせいのあかしを
のみほしたのならきみがうつくしくさきほこるの

あいをわすれていきついた はじまりのはいきょ
きみのはなびらうめこんで ばらをさかせつづけよう

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

毒薔薇と楽園

http://piapro.jp/t/JQyY
こちらの作品に応募させていただきました。

最近見たフランス映画のいくつかに影響を受けて。

閲覧数:172

投稿日:2011/10/14 22:17:58

文字数:1,015文字

カテゴリ:歌詞

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