終焉の栞1-2「孤独ノ隠レンボ」
黒い本は、無駄に分厚かった。
そして、ずっしりと重い・・・・。
俺は黒い本を、机においた。俺は椅子に座り、本をひらいた。
(こんな本・・・・持ってたっけ・・・・。)
俺は読書はあまり好きじゃないし、こんな本を好んで読んだりしない。
「ひとりかくれんぼの方法・・・?」
必要なもの
・ぬいぐるみ、、、どんなものでもOK
・お米、、、、、、ぬいぐるみがパンパンになる量必要
・手の爪、、、、、自分のを使うこと
・包丁、、、、、、どんなものでもOK
・赤い糸、、、、、1メートル程
・針、、、、、、、刺繍針が最適
「おいおい・・・・。なんだよこれ・・・。」
(まるで、検索結果じゃねえか・・・・。)
でもちょうどいい・・・・と、俺は読み進めた。
「・・・・あれ?」
ひとりかくれんぼの説明が終わると、次のページから白紙だった。
まだ、半分も達してない。
そして、ちょうど説明が終わったページに、きれいな栞が挟まっていた。
ステンドグラスのように、きらきら輝いている。
俺は栞を取って、ポケットに入れた・・・・。

午前零時。
ボーン・・・ボーン・・・
壁掛け時計が、はじまりを告げた。
「俺がガセネタだって、証明してやるよ。」
久太のなんでも信じる無駄なほどの純粋さを、どうにかしよう。
・・・・俺は、家にあったくまのぬいぐるみ・・・もふ助を取った。
「ごめんなー。」
そう言って俺は、もふ助に裁ちばさみを入れた。
もふ助の綿を全部抜き、かわりに米と俺の爪を入れた。
最後に、赤い糸でもふ助の穴をふさいだ。
-準備完了。
俺はもふ助を風呂の浴槽に浮かべた。
なんだかんだこいつ、気の毒だな・・・。
「最初の鬼は拓真、最初の鬼は拓真、最初の鬼は拓真。」
3回いうのが決まりだそうだ。
俺は、押し入れに隠れた。
押し入れの前には、砂嵐状態のテレビがある。
ザー・・・・。
家の中に、砂嵐の音が響く・・・・。

なんか心細い。
俺は念のために持っておいた、ケータイを出した。
to・久太
ひとりかくれんぼ中。
なんも起きねえのな。
・・・一分もしないうちに、返信が来た。
from・久太
やめたほうがいいぞ。
まだ、ぬいぐるみに包丁さしてないな?
今のうちだよ!早くやめろ!
「・・・バーカ。」
俺はケータイの電源を切った。

数分後、俺は押し入れを出て、風呂へ向かった。
もふ助は、さっきと何一つ変わってない。
俺はもふ助を、包丁で突いた。
米が、あふれた。
「次はもふ助が鬼の番、次はもふ助が鬼の番、次はもふ助が鬼の番。」
俺はぼろぼろのもふ助を残し、また押し入れに隠れた・・・・。

これが、本当の悪夢の始まりだった。
当然俺は、知らない・・・・。

つづく

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

終焉の栞~隠レンボ2~

パート2です。
少し過激な表現があります。

もふ助って・・・と今思いますw

閲覧数:249

投稿日:2012/09/24 18:08:53

文字数:1,143文字

カテゴリ:小説

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