壊れた傀儡に なぜか自分を重ねてた
それは 汚れて醜い
僕らの 好きな傀儡だった

自ら動くことなく 好きに操られ
手足に繋がる糸が 切れたとて
逃げることなく 地べたを這うだけ

あなたによく似た 簡素な傀儡
自由を求めてた なのに
あなたはいつしか 動きもせず
虚ろな眼で
崩れてく 積み木のような儚さに
覚えた「哀」は いまさら
役に立てず

痛めた指先 絡む五本の細い糸
惨めに よじれた肢体は
僕に何を 望むのでしょう

見上げた鈍空 どこまでも続いてく
振り出す雨に 光る糸
僕らを繋いだ 細い糸

あなたの求めた 空虚な果実
確かに気づいてた なのに
僕は近づきも 見向きもせず
熟すことを 畏れてた

きっと僕らはよく似た 簡素な傀儡
いつしか壊れてた そこに
残した傷跡 気づきもせず
虚ろに泣いてた
流れてく涙の 味も解らずに
生まれた「乞い」は あなたに
届きはせず

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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傀儡売りの少年 歌詞

閲覧数:24

投稿日:2024/09/21 09:29:47

文字数:394文字

カテゴリ:歌詞

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