6つの有限

夢に終わりがあること
僕らはひとつじゃないこと

過去は過去でしかないこと
僕らはひとりだということ

張り詰めた6つの有限
涙を零すように
掻き鳴らしていた
そんな時もあった

離れていく足音を聞いても
背を向けて目を瞑った
「自業自得だ」
朽ちる残響を止めて

見つけ出した
らしさはずっと
劣等感の
歪みの底に
沈めて
見えないふりをしたんだ

囚われて
立ち止まって
静寂へと思いを馳せる
隣の誰かを想うことすら
忘れて

期待で埋め尽くしたノイズ
勝手な失望の連鎖は
手放してみたら案外要らなかったと気付いたけど

ずれていく6つの有限
大事にしたいのに
どうにも
上手くいかないままで

浮いていく空気を感じても
黙って歩いていた
進まなきゃ
豊かに音を鳴らせ

見失った
僕らはきっと
簡単に捨ててしまえるだろう
それでも「辞めないでよ」と思うんだよ

この手で
押さえ付けていた
伝えたいと願った言葉を
こうして
未来に祈るように

孤独でも
手を伸ばして
どんなに届かなくても
僕は未だに
諦められないままだ

人生を爪弾いていく
その声が枯れても
まだ6つに並んだ
有限を絶やさずに

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

6つの有限 / イチダヨウ feat.重音テトSV (歌詞)

6つの有限の歌詞です。

閲覧数:24

投稿日:2024/04/13 17:57:00

文字数:508文字

カテゴリ:歌詞

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