A1
虚空に放たれる呟きの群れ
数多の情念をないまぜにして
省みる暇(いとま)もないまま
あてどなくただ駆けめぐる 光速で
B1
わたしの信者となったのは
わたしを信者にしたいため
はじめからわかっていたでしょう
掴みたいものほど掴みとれない
S
とめどない消耗と憔悴を
いま、ここに抛棄しよう
鬱蒼とした森の奥
光と電気の森深く
A2
仕える者に記された呟き
使えるモノとされることもなく
顧みられず沈殿する
選ばれし僅かの異常値の外は
B2
あのひとはどこへといったの?
あのひとが遮断をしただけ
気づかなければよかったでしょう
忘れたいことほど忘れられない
S
あふれ出る嫌悪と悔恨を
いま、ここに投棄しよう
茫洋とした海の底
光と電気の海深く
C
寂しくなんかないさ寂しくなんか
だっていつも沢山つながってる
だっていつもこんなにつながってる
だれ?...どれだけ?...
S’
とめどない消耗と憔悴を
あふれ出る嫌悪と悔恨を
いま、ここに葬ろう
光と電気に満ち溢れた
目映い墓場へと
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