世界なんて終わればいい
そんな夢を私は見ておりました
いえ、言い過ぎでしょうか
"私の世界"が終わればいい
そんな夢を私は見ておりました
父、母、その他の大人達は私に媚びへつらい"私"を見ているのではなく、同世代の子には恨み嫉んで"私"を見ておりました
私にはとても理不尽な世界でした
私は逃げ出しました
私は"私の世界"から逃れるはずがないのにそれでも逃げ出しましたしかし大人達が許してくれませんでした
私の手を取り、力で私の世界に戻したのです
私は逃げる事を止めました
逃げる事を止め、世界が終わる願いをかけ、私が終わる事を夢見ました
少し、嘘をつきましたね
私はどんなに世界が終わる夢を見てもたった一つ、これだけはどうしても叶えたかった夢
愛されたかった
私は愛しているのに他の人達は愛してくれない
虚しくてとても深い溝に思えました
私は愛するのを止めました
そう、私は"愛したい人"だけに"愛する"事に決めました
そして私と愛している人だけの、本当の"私の世界"を創るのです
そして私は今日も世界が終わる願いをかけて、私が終わる夢を見て、私が愛し愛されるその人を捜して、待ちながら、たくさんの矛盾を抱えて空に語りかけるのです
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