(Aメロ)
あるビルの風景画を　
飾られていたのを見つけて
それに思わず私は
「美しい」と呟いた


(Bメロ)
だけど誰もこの言葉を
聞いて答えてはくれない
それが分かっているから
私は敢えて呟く


(Aメロ)
そのビルの風景画を
毎日見続けていたら
ある日急に無くなって
「悲しい」と呟いた


(Bメロ)
だけど誰一人気にせず
当たり前のようにスルー
分かってはいたんだけど
少しだけ悔しかった


(サビ)
この思いをため込んで行くうちに
私は世界に厳しくなって
それもこれも全てみんなのせい
あの風景画のせい
ホントはそうじゃないのに
八つ当たりしないと気が済まなかった



(C)
大人になって
広い考えを持って
風景画があった場所に立って
あの時を見つめ直して
私は凄い後悔をした



(S)
あの時に戻れるのなら戻って
風景画が無くなる前の日に
先に自分が奪ってしまえば
良かったよと思った
ありえない考えでも
只ひたすら逃げ道を作りたかった



(C)
再び壁に
違う風景画があれば
「前のと同じようにさせないよ」
自分の心に誓って
壁の風景画を見上げるの