キミなりの愛なんだ、って言い聞かせる
窮屈なキミの『理想』の中で
手足がもげそうでも身体が軋んでも
キミの『愛』を信じ続けていた

でもね もう そろそろ我慢の限界なの
勇気出して声にするくらい いいでしょ?

おかしいな キミへの愛を歌ってるはずなのに
私から放たれたのはまるで刃物のよう
臆病なキミの正当防衛が『聞きたくない』と
私の心ごと言葉(はもの)をへし折った


キミなりの愛なんだ、って言い聞かせる
臆病なキミの『笑顔』の前で
またキミばかりずるいって言いたいのに
心が痛みより『笑顔』を選んでた

ずっと キミの『笑顔』も私の『笑顔』も
嘘だってこと お互いに気付かないフリ

とめどなく ガラスの破片のような歪んだ愛が
『理想』の中で藻掻く私を抉っていくの
愛情という赤い血が噴き出して滴り
水槽に溜まるように足元を濡らす


ただ 本当の私を見てて欲しいだけ
私のことを認めて欲しいだけ
ただ 本当の私を聞いて欲しいだけ
私のことを愛して欲しいだけ

酸化した 赤黒い血の海に溺れてる
窒息する前に『理想(ここ)』から出してよ
このままじゃ私の命が言刃さえ捨てて
この手でキミを紅く染め上げてしまう

今はただ キミの破片が飛んでこないような
そんな距離からキミを見つめていたいの
それが臆病なりに愛そうとしていた
私たちのちょうどいい距離だと思うから


キミなりの愛なんだ、って言い聞かせても
もう無理だ、って心が叫ぶの
不可能だとしてもつい願ってしまう
私を愛でるキミの目に『私』が映る日を

ライセンス

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臆病ごっこ

作成日→2016年7月30日

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投稿日:2019/11/24 21:08:57

文字数:658文字

カテゴリ:歌詞

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