これが最後 ふわり浮かぶ声が
君の後ろを 優しく包んだんだ
暖かい右手 大事な感触
吹き抜ける風に沿う 不思議な想い
何処かにいかなくちゃ。って
不意に襲われる
宛はないんだけど
まだまだ足りないから。君も。
触(ふ)れたい夏の空 何もかも輝く
暑さに揺れる二人 冷たい風を避(さ)け走った
切ない感覚を 忘れないでいよう
泣いてばかりの今日だって
弾みだす息 ふわり浮かんでく
上がる体温は 心地よかったの
君も今じゃあ 自然と笑って
夕が暮れてく 戻っては来ない
空はまだ輝いて でももう冷たく、
何処かにいっちゃった。
言葉が哀しみを帯びていっそう
行かないで夏の空 駆ける足は一人
終わりを感じ取ってさ なら私もいかなくちゃ
伸ばしきった両手 やり遂げてない事
まとめて掴むよ連れていって
これが最後だって 心で決めてたの
癒(い)えない思い出
四季を辿ればさ 出迎えてくれる
終わりの時もさ
よく似た感覚だから
触れたい夏の空。 十分、手が届いた。
華が散る音。 減っていく呼吸。
寂しい程にさ 涙は枯れ止(と)めたんだ
君の手を覚えていたいから、ずっとね。
触れたい夏の空 何もかも輝く
暑さに揺れる二人 冷たい風を避(さ)け走った
切ない感覚を 忘れないでいよう
さよならを塞いだ君が、いま
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