あるところに、超現実主義がもっとーな国の緑色の綺麗過ぎる髪のアリスに仕えつつも、実は密かにアリスを我が物にしようと企む青い髪をした執事とは名ばかりの、変(態)人がつかずはなれずの距離感で傍にいました。

ある日、アリスは言いました。

「これ、つけてみて」

「・・・・これは」

アリスが差し出した物を見て、執事は目を丸くさせました。

「・・・これはまた、ずいぶんと古いネタの物ですね。どこで手に入れたんですか、これ?」
一見すると普通のマスクですが、表には赤い×がでかでかと縫い付けられている、分かる人には分かる古いネタに使用されているそっれを執事は、冷静に慌てない動じない騒がないの要領で、アリスに訊ねました。

「貴方は、うるさいから用意したのよ。・・・文句、ある?」

アリスの凍えた瞳に見つめられては、執事も首を振ることしかできませんでした。

「・・・・・」
執事は、背中に冷や汗をかきつつ手渡されたマスクをつけてみました。すると、アリスの反応は淡白なものでした。

「貴方には、それをつけている方がいいわね。あ、ちなみに、そのマスクつけている限りは一言たりとも喋ったらいけないから。・・・分かってるわね?」
冷たく笑うアリス。まるで、女王のようです。

「・・・」
執事は、アリスの言いつけ通り、言葉を一言も発さずに頷きました。その姿は御主人様の命令に素直に従う忠犬のようです。

「これで、少しはマシになるというものだわ。・・・あら、メイド」

「・・・執事様・・・」
メイドは目を丸くさせすぎて、目をまんまるになって、執事の近くへ。


「どう?結構いいでしょ?もう、これで私たちは安心して過ごせるのよ」
「・・・そうですわね。こういうのも、なんかのバラエティー番組のようで、なかなかの笑いの種ですわーっ」
そう言って、笑い転げるアリスとメイドの2人。


「・・・・」
喋れないのは不便だけどアリスの笑顔が見れたし、こういうのも悪くはないかと思う忠犬執事なのでした。



              END ?

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

【完全パロディ】 アリスと執事カイトその1を元にしてパロってみた。 

こんにちは、授業の時でも飴食べながらキーボードを打ちたいと密かに願うもごもご犬ですこんばんは!
・・・だって、授業中は食べちゃいけないし、機械もあるから飲食物持込みだめだって(当たり前

くだらない戯言は却下して、今回は、久々にアリスと執事の話です!
・・・パロディだけど、結構昔先月の末頃に書いたものだけど、だからとっても短いんだけど、それでも読んで下さると嬉しいです!

誰か、赤い×のマスクネタ、分かるかな?少し気になる・・・。

閲覧数:86

投稿日:2010/04/24 14:40:42

文字数:868文字

カテゴリ:小説

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