お日柄もよく 今日は絶好の骨日和
ので、ちょっくら 骨になってくるって
君はでかけて だけど知ってるのかい、そこは
暑いんだよ それにひとりなんだよ
いつもどおりの 言葉遊びで
笑うと思ったら おおまちがい
からからと きみの笑顔が鳴って
乾く砂の城 夏の手前で崩れた
骨日和。 でも、もうすぐ雨だよ
濡れるその前に 早く帰ってきなよね
いつだってそう 何も言わずに出かける君
勝手だなあ 置いてけぼりばかりだ
「ただいま」と君 「瘠せたね」と僕
随分とちいさく 白くなって
かさかさと 君のてのひらヤケド
お大事にね、って 大げさに手を合わせた
骨日和。 あくびにも飽きたから
明日の話を そろそろ話してくれよ
つめたくなって あつくなって
かわいて またつめたくなって
きみも大変だねえって 笑って
笑って 笑って
「笑って?」
からからと きみの笑顔は無くて
それは、砂のよう 掴んだときに砕けた
骨日和。 小さな部屋へかえる
君の背中へと また明日と手を振って
それでもさ ごきげんだと鼻歌
どうせ、いつもどおり 僕を忘れものにして
骨日和。 それはよく晴れ渡る
君と僕のこと のどかなその日の記憶
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sansui
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