ブクマつながり
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知らないくせに知ってるふりで 偉そうに見せかけて
世の中はそんなもの 今日も誰かが言うけれど
ムダに時間を重ねた先に あるのが諦めなら
いらないよそんなもの きみはきっとそう言うのだろう
信じる者は騙される そんな子供だましに
だまされるオトナにだけは どうかならないでほしい
したたかでしなやかな...Breeze Blows -風よ世界を渡れ-
mak.kanz@wa
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誰かの見ていた夢が
今の私に宿って
返り咲こうとしている
一片の薄紅
ああなんて健気な花と
人事のように呟いた
ねえ どうして泣いているの
誰かの為に
心許す限りその涙はとめどなく
君のもとへと移ろいたがる...花かんざし
綿飴甘奈
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あまねく星落ちた小雪の頃
土くれに変わり行くのを目にし
赤い円匙(えんし)片手、少年が一人
ポツリと私の前にしゃがみこんだ
サクリと音を立てて抉るのは
月が目を背けるような物で
痩せた腕は黒く荒んでゆく
これは私、エムリの木の話
どれだけ語ろうとも話そうともなじろうとも届かない言葉
沢山の葉、揺れる...エムリの木
にね
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…新しいのが流行ってるね。何とかルカっていう
「何とかルカっていうのが、流行ってるのね」
…結構、買ってる人が多いよ。あの人もこの人も買ったって
「あの人もこの人も買ったのね」
…英語が話せるんだって
「英語が話せるのね」
…大人っぽい声なんだ
「大人っぽい声なのね」
…そろそろ君の声にも飽きたから...ハツネミク対話篇
sansui
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きょう そしてあした そう 変わらぬ日々
その隙間めがけ 刺すようなことばを
投げつけるひとの目は 僕を見ていない
信じていたものたちは
すべて さらわれて消えた
瓦礫の中 残されたものは
絶望だけだなんて
鈍色の雨に ただ怯えながら
傘の下で吠えてるだけ
もうやめにしよう この悲しき日...鈍色の雨 -ツナガレミライ-
mak.kanz@wa
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小さなテレビ ノイズの向こうで誰かが
押し殺した声で 垂れ流すニュース
水もないのに 咲き乱れてるバラの花
何がそんなに嬉しいの? 誰か教えてよ
未来を託してほしいとか 潰れた喉で謳わないで
どうせ朝になったら もう忘れているんでしょ?
呼吸をするように嘘を 口ずさむひとたち
私たちを見下ろす目...Bye-bye My Blue Bird
mak.kanz@wa
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レンガの城の王様は いちにち、ひとつを積み上げて
ばたつくはだしで 未来を蹴りあげる
残る臣下のめんどりは 積み上がるレンガ見上げて
届かない声で その名前を呼ぶの
明日は毎日やってくる 昨日は一度もやってこない
目を瞑った王様の 膝をつっつきたくてさ
なあ、聴いてほしいんだよ 金の卵は産めないから...レンガの城の王様
桃華なゆた・灯下箱
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―あなたは初音ミクですか?
「いいえ、違います。私は初音ミクです」
―え?おっしゃる意味がよく分からないんですが、要するに、あなたは初音ミクなんですよね?
「いいえ、私の名前は初音ミクです。あなたが言う初音ミクは別人です」
―ええっと……。あのー、どっちも同じ”初音ミク”と聞こえるんですが?
「初音...久しぶりにハツネミク対話篇
sansui
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(ミク)
【A】
「あなたが落とした おもちゃ箱は
いまはわたしが 持っているんです」
言いだせない日々 砂時計に
刻んだ文字は 秘めた恋心
【B】
緩やかに瞬いた 睫毛のその長さ
少しだけでも触れたいと 願うあさましさ
【サビ】...シンデレラと玩具箱
桃華なゆた・灯下箱
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http://www.nicovideo.jp/watch/sm22925496
a tale
雨の音、走る
カーテンレール 外れた金具
君がいないことを知ったみたい
そうか もう1年も前なんだ
フィルムリール 目指した幸福
結末はもう変わらないって
そうね 淡い水玉模様だ
これほど暗い夜は二度と来...a tale 歌詞
risou
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そんなに 遠くないような未来
土に手を引かれる日がきたら
この指 丁寧に齧りとって
あなたの標本にしてほしい
捲り続けた 本のページ
壁の染みも 下手な文字も
その手の中で透ければいい
身勝手なお願いを 訊いてほしいの
そうやって わたしを留めたら
ありったけのあなたで 泣いてください...透明標本
桃華なゆた・灯下箱
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<A>
はじめの音は たったひとつ
静かな水面 波紋描く
紡いだ音は やがて響き
ふたつ よっつ ここのつ 増えて
<B>
気がつけば 色が溢れ
音が鳴りやまない
<サビ>
さあ パーティーをはじめよう...ありがとう
まなみん
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嗚呼良い上をの歌詞
あいうえおっかな吃驚仰天
骨だけのお魚が
かきくけこっけいにおよいでいくヨ。
さしすせそーりー
↑上↑をうつむきかげんであおぐ
淀んだ灰色 吸いこんでしまうぞ
片手運転ぱっパ
転んでも知らないぞー
両手放しでぱっパ...嗚呼良い上を の歌詞
ヒダリガワすらっしゅ ご依頼休止中→ご依頼再開中
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A1
黒い雪が降り積もる頃 裸で深い樹海 彷徨えば
人間だって獣になる 生命の為に獣になる
A2
崇高だけ取り除いても それを生きていると 言えるのか
今の教育に問い掛けて 無視されただけまだマシだった
B1
いつからか決められた 他人に決められた
私の個性では誰も慰められない
...道徳の樹海 (歌詞)
AsakiNo9 【0-9】
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<少年Aの証言>
人が生まれ変わるとして
僕は今まで何回くらい死んだのかな?
そもそも僕は僕で居続けられたのかな?
ある時は貧しい国で生まれ幼いまま死んだり、
ある時は激しい戦争の最中で志半ばで死んだり、
顔や性格や時代や生まれ育った国だとか、様々な違いはあるだろうけど。
どれだけ愛し合ったのかな?...美しき代謝 -ショートストーリー-
AsakiNo9 【0-9】