きみと浮く 緩(ぬる)い水
無重力の波間
とわの なつの さがよ

息の音 泡にして
何小節かあと
柔く 揺らぐ リズム


ライトひとつだけ灯して
ルーズリーフの歌うたう
いとおしいきみの走り書き
しらない世界への旅立ち
わたしに意味を与えてくれる
息継ぎだってさせてくれる
あなたの音のなかに
いつもわたしを探すの


青い姿はまるで人魚のよう
軽薄なポップスも
溶かしてしまうだろう
こっちへおいでよ
歌を聴かせてよ
唯一のその声に
身をゆだねていたいのさ


五線譜にたゆたう月ときみ
迷わず飛び込む底なしのプール
血液の中の電子たち
交わり綻び光が差す
ぼくのかわりのきみのかわりのぼく
今宵、今宵、音になる

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

ミッドナイト・プール

閲覧数:1,750

投稿日:2017/06/02 01:07:06

文字数:309文字

カテゴリ:歌詞

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