好きって絶望で 愛憎と響きも似ていて
「死んじゃえ」が「大好き」で 世界は偽物

本物なんて判らない 鉄と砂糖の違いも無い
甘く溶けるか残るだけ 
撃ちぬけない 撃ちぬけない

青い影に縛られて 鍵がかかった人魚姫
泡になるまでかかるのは 長くて短い一分間
「お前らみんなバカだ」って あいつは笑ってそう言って
届かない甘い砂糖菓子を ただひたすらに放ってた

塞がる高い壁 僕らは撃ち崩せなくて
大人になりたいけど 大人は大嫌い

左の音は聞こえません 足は壊れて動きません
箱庭の中の不条理が
撃ちぬけない 撃ちぬけない

痛々しくて汚くて それでも綺麗な人魚姫
毒素の愛撫に犯された どこにも行けない女の子
お風呂の中で嘆いても まったくなんにも倒せない
揺らぐ拙い足元を 支えるベタつく砂糖菓子

こんな世界は嘘だって 悪い嘘だから平気って
汚れた体を震わせて 涙をこぼした人魚姫
取り残された檻の中 一緒にどこまで行けるかな?
どこまでだって行けるから 君と僕なら行けるから

火照る体に心地良く まとわりつくのは涙雨
結んだ手と手の温もりと 交わした綺麗な微笑と
君が必死に放ってた砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけないけど
でも それでも

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない

砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない

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投稿日:2011/03/24 19:00:30

文字数:521文字

カテゴリ:歌詞

ブクマつながり

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