「いつかまた会う日まで」と言った日の
僕らの青はもう何処か遠くへ
少しの痛みと勇気を持って歩いた
吹く風に遠く雨の匂いを感じたんだ
時が過ぎれば雲は流れ
歩いた足跡も消えたけど
僕が此処に居た事を記す
一輪の花を
もし君が道に迷うなら
風に乗せて届けにいくよ
あの日見た色を
思い出すように辿って
水平線は遥か彼方
行き先なんか知らないけれど
枯れるのを待つくらいなら
一層花弁を散らして前へ、前へ
足を滑らせ沈まぬように
手に持つ花は無くさぬように
泥臭くたって駆けて征くよ
青が続く 僕ら花道を
花が開き切るのはまだ先と思ってた
空に舞う花弁は何処か寂し気で
無くした何かを探し続けていた
掬う花弁の中に確かな熱を感じたんだ
夜は独り星をなぞって
過ぎる光に願い続けた
胸を震わす想いが
輝きに溶けて種を落とした
欠けた何かが在ったのなら
その事を忘れなければいい
種を埋めて 花を咲かして
水平線の遥か彼方
空舞う花の雨を降らして
月に近づく橋を架けよう
空飛ぶように高く、遠く
積み重ねたものは確かに在って
形は無くとも知っているから
透ける光を青の先へ
描いてゆく、僕のなないろ
花弁混ぜて 灯りを作ろう
暗闇でも 歩いていけるよ
此処まで来た 青の続きを
光の方へ 行こう
水平線は遥か彼方
行き先はまだ知らないけれど
枯れるのを待つくらいなら
一層花弁を散らして前へ、前へ
苦しみ喜びも全部
懐かしい事を君と話そう
泥臭くたって駆けて征くよ
青が続く 僕ら花道を
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