その呼吸が止まる前に 響け
綺麗事と絵空事と
笑う声はおいて行け
誰かひとり 振り向くなら
その為に生まれたメロディさ
今にも消えてしまいそうな
その灯を包んで守るような
魔法みたいな歌が
あってもいいと思うんだ
歩き疲れたなら
僕の声を聞いてよ
なんとなくでいいから
僕の声を聞いてよ
迷ってしまった時こそ
僕の声を聞いてよ
理由はなくていいんだよ
僕の声を聞いてよ
今はゆっくり 休もうよ
その灯をもう一度 燃やせるように
誰かに優しくしてばかりで
自分に優しく出来なくて
不器用な君は 笑いながら
今日も心に針を刺す
“血が流れればいいのにな”
誰に言うでもなく呟く
外から見えない痛みは
一人で抱えるしかなくて
優しすぎる君を
僕の声で守るよ
痛くなくなるまで
僕の声で守るよ
無神経な雨から
僕の声で守るよ
大きな傘のように
僕の声で守るよ
誰より 君を 甘やかすよ
本当の笑顔を取り戻せるまで
孤独の波間で溺れそうな人
無情な現実に凍てつきそうな人
まだ間に合うかな もし間に合うのなら
その呼吸が止まる前に 響け
誰かを救う為に
僕の声があるなんて
恥ずかしいけれど
僕は信じて歌うよ
いつも上手く歌えるほど
カンペキじゃないけど
それくらいでいいのさ
それくらいがいいのさ
だから
上手く行かない時こそ
僕の声を聞いてよ
たまに調子外れの
僕の声を聞いてよ
めげずに歌うから
僕の声を聞いてよ
やっと上手く歌えた
僕の声を聞いてよ
僕にも 出来たよ 大丈夫
君にも 出来るよ だけど焦らないで
この声が届いたその日から
何かが変わると 僕は信じてるよ
僕は君を信じてるよ
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声
『その呼吸が止まる前に 響け』
初音ミク「マジカルミライ 2020」楽曲コンテスト応募作品です。
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