消える泡見つめて
貴女を想い祈るの

深い深い海の底
マリンスノーが祝福してた日々
水晶より澄んだ蒼い瞳
まだ見ぬ世界への期待に輝く
黄金色の太陽宝石箱の夜空
全てここからじゃ見えないものね
無邪気な貴女に新しい光を

この目に映るよりずっとずっと
世界は広くて美しくて
私に伝えられることだって
それほど多くはないかもね
それでも教えてあげられたらいいな
箱庭の外を

高い高い空を知り
貴女が少しだけ大人になった日に
突然訪れた出会いの時
口にしなくても伝わってくる
藍色の葛藤儚い音の祈り
全てこのままじゃ叶わないものね...
優しい貴女と残酷な事実

海底の城よりもっともっと
世界は自由で愛おしくて
貴女にしかできないことだって
何処かに隠れてるはずだね
踏み出す勇気が貴女にはあるから
限界の先へ

愛しい名前を呼べなくても
鋭い痛みに貫かれても
私が行けなかった場所に
貴女はいる

永遠の命よりずっと嗚呼
大事なひとつを選べたなら
泡と消えてしまう定めも
素直に抱きしめられたのね
風と共に空へ溶けていった先は
広大な自由