「…遅くなっちゃった。マスター心配してるかな……」




赤羽根さんの家から家まで帰って来るのにかなり時間がかかった。まだ慣れてないからゆっくりと
歩いてたからかな。日が沈みかけている





僕は、なんだかドキドキしながらドアを開けた








「……ただ今です」





……あれ?聞こえるように言ったのに誰も来ない。それどころか、家の中から音が聞こえない





変だなと思ってリビングに行ってみた。やっぱり誰もいない。




「マスター…?兄さん?」




問い掛けて見ても返事は聞こえてこない。…マスターの部屋に行ってみようかな……











廊下を進んでいると、マスターの部屋の前に何かがあるのが黒く
見えた。薄暗くてよくわからない







近づいてみたらそれは……倒れているマスターと兄さんだった





「マスター!兄さん!」





駆け寄ってマスターを抱き起こすと、首に手の跡が残っていた。
ちょうど僕と同じサイズ、兄さんの手の跡。咄嗟に脈をみたら脈はあった。……よかった……





マスターを部屋のベッドに運ぼうとドアノブに手をかけたら、鍵が掛かっていた。ガチャガチャと
ノブを鳴らすと内側から鍵が開く音がした



ドアを開けたら泣いているリイトとライトがいた。放心状態に近いみたい。先にマスターを寝かせて兄さんを診に行く事にした









廊下に倒れたまま、ピクリとも
動かない兄さん。近くにはアイスピックが転がっていた




兄さんを仰向けにすると、目は
開いていた。…ただ、光が宿っていない。外からの光を反射する…ただのガラス玉。




目を閉じさせて、兄さんも部屋に運んだ。ベッドに寝かせて布団をかけて。







リイトとライトには話を聞けそうにないし…マスターが目を覚ますまで、マスターを診ていよう





何が起こったか見当はついているけど、確かめなくちゃ。
目が覚めて落ち着いたら、話してくれるかな……





ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

KAITOと種っこがやってきた42

ヒイトは帰ってきてすぐ衝撃的な現場を目撃ゴメン…お帰りも言ってあげてない…←

そろそろ終わりなんですが、最後が決まってません…。どうしようかと思案中です←

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投稿日:2010/02/18 22:10:17

文字数:860文字

カテゴリ:小説

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