人々が見上げた 教会の鐘の音
雲行きが怪しい 空の下 確かな声を聴いていた   

猛る者よ 此処に集え 時代の行方は我らが手に
物語を讃えるより 刹那を生き抜くこの瞬間こそ
かざした旗の地はオルレアン


何とでも呼べば良い 眼差しは穢れず
凍て付いた雨さえ 情熱を 胸から消せはしないから

強い想い 違う願い 誰かが守って壊す世界
弱さ隠す鉄の鎧 火花を散らして刃を交える
あぁ 命を 賭す価値とは…


慈悲の笑みで見ていますか 幾度も叫んだ神の名前
独りきりで傷を負った この身へ最期の炎が今
灰と化して それでも尚 心の在り処が焼け残った
私はまだ 希望となる 地平の彼方に光が一筋



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ひとびとがみあげた きょうかいのかねのね
くもゆきがあやしい そらのした たしかなこえをきいていた   

たけるものよ ここにつどえ じだいのゆくえはわれらがてに
ものがたりをたたえるより せつなをいきぬくこのしゅんかんこそ
かざしたはたのちはおるれあん


なんとでもよべばいい まなざしはけがれず
いてついたあめさえ じょうねつを むねからけせはしないから

つよいおもい たがうねがい だれかがまもってこわすせかい
よわさかくすてつのよろい ひばなをちらしてやいばをまじえる
あぁ いのちを とすかちとは


じひのえみでみていますか いくどもさけんだかみのなまえ
ひとりきりできずをおった このみへさいごのほのおがいま
はいとかして それでもなお こころのありかがやけのこった
わたしはまだ きぼうとなる ちへいのかなたにひかりがひとすじ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

純潔サクリファイス

黒瓜丿美さんの曲に合わせて書いてみました!
http://piapro.jp/t/1KxZ

曲を聴いたイメージからジャンヌ・ダルクが思い浮かんだので。仮タイトルの「ローゼンガルデン」がドイツ語なのに、フランスを舞台にしてしまいました…(笑)。

彼女の超越した発言は癲癇を患っていたからという説があって、鐘の音を聞いて発作的に反応していた可能性があるらしく。「火刑に処された時に神の名を叫んだ」「結核の為に心臓と超が焼け残った」というのも、史実に基づいて組み込んでみました。オルレアンは戦った地。当時は「オルレアンの乙女」と呼ばれていたようです。

閲覧数:178

投稿日:2012/11/29 05:26:25

文字数:709文字

カテゴリ:歌詞

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