足のない君に長靴をあげる
真っ赤なリボン
そのまま明日を踏みつけてみせて
怖がらないで

君の犬がいつか死んでしまうこと
知らなくても変わりはしない

口の中の角砂糖が溶けてしまう
白いシーツに隠れた
ピアノの鐘を目印にしていたのに
熟れた耳を引きちぎる



指切りをして結んだ約束は花束になる
静かに息を引き取っていく
君は幸せそうに


窓の向こう
さざなみと子供の声
まだ誰にも気付かれない
花束には添えられた魔法の文字
秘密のまま火に融かした

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

風化した花束

閲覧数:191

投稿日:2019/08/26 22:53:21

文字数:226文字

カテゴリ:歌詞

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