階段の下、いつも本を読んで過ごしていた
そこだけ隔離されたような静かな空間
とっておきの場所

なにかある度に
どこかへ行く気でいた
どこへも行けると信じていた
どこかに行くんだと漠然と思っていた

僕の世界はここじゃなかった
最初から ここじゃなかった

必要とされないことに慣れて
痛くも無かった

綴られた文字が織り成す世界が
僕の世界
その時の僕の全部で

夢中になる程の世界がそこにあった
多くの世界を追って
多くの人物と一緒に過ごした

ひとつの世界が終わるたびに
僕の世界も終わる気がした
けれどまたすぐに新しい世界が来た
まるで旅人になった気分

放り投げたものは一体なんだったの

ひとつの世界が終わるたびに
僕の世界も終わる気がした

いつかは旅も終わる
いつかは消える

僕の世界
僕の大事な世界

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
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僕の世界

閲覧数:59

投稿日:2011/01/30 02:25:44

文字数:359文字

カテゴリ:歌詞

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