A1
どうせ揺れる
道行きなら
声に愛に
酔う方がいい

私　叫ぶ
光浴びて
楽土描く
エレクトロック

B1
窓はなくて　酸素を飲むの
全て捨てて　漂う小舟
意志は既に　読み取りあえず
欲のままに転がるの

S1
辛い夢を見て
怖い夜が来て
紫陽花は枯れて
時さえ砕けて
兆しを知る

逃げ足の速い
臆病者達
救いの棺は
あまりに歪で
何処まで漂うの

天から堕とされ
大地に目覚めた
聖女を騙って
歌うこの歌は
狡猾(ズル)の甘さ

偶像ごっこを
終わらせる勇気
誰も持ってない
次は君の番
さあ
ステージに来て


A2
もしも深く
沈むのなら
積んだワイン
空にしよう
モッシュ　コール
子供みたく
笑う　狂う
続くライブ

B2
見切り出航
逃避の海路
やがて迫る
死神の影

急かされては
次の曲へと
まるで腐るオルゴール

S2
嘆いて怯える
異端の乗客
オリーブの鳩は
未だ帰らずに
黒く染まる

救いを待てずに
梯子を降りれば
溢れ出す飛沫
放られて終わる
跡形も残さず

傾いだ船体
災いの悪魔
鎮める為にと
歌うこの歌は
崇められて

子羊の群れに
尾鰭も翼も
くれない神様
君はどう思う
さあ　言ってよ　ほら

C1
逃げる　逃げる
それしかなくて
見捨て　見捨て
知らんぷりで祈った

ジュエル　ブーツ
モノクロニーソ
踊る　泥舟の中

S3
辛い夢を見て
怖い夜が来て
紫陽花は枯れて
時さえ砕けて
兆しを知る

信じる心の
囚われ人達
救いの棺は
あまりに歪で
何処まで漂うの

歌声は続く
船旅は続く
偽りは続く
極限は続く
背けた目で

嵩を増していく
水の幻想は
やがて希望さえ
喰い尽くすけれど
君はどうするの？



【譜割り・（）は一音分】

A1
どうせ
ゆれる
みちゆき
なら
こえに
あいに
よう(ほう)が
いい

わたし
さけぶ
ひかり
あびて
らくど
えがく
エレクト
ロック

B1
まどは
なくて
さんそ
をのむの
すべて
すてて
ただようこぶね
いしは
すでに
よみとりあえず
よくの
ままに
ころがるの

S1
つらいゆめをみて
こわいよるがきて
あじさいはかれて
ときさえくだけて
きざしをしる

にげあしのはやい
おく(びょ)うものたち
すくいのひつぎは
あまりにいびつで
どこまで
ただようの

てんからおとされ
だいちにめざめた
せい(じょ)をかたって
うたうこのうたは
ずるのあまさ

ぐうぞうごっこを
おわらせるゆうき
だれももってない
つぎはきみのばん
(さあ)
ステー
ジにきて


A2
もしも
ふかく
しずむのなら
つんだ
ワイン
からにしよう
モッ(シュ)
コール
こどもみたく
わらう
くるう
つづくライブ

B2
みきり
(しゅ)っ(こう)
とうひ
のかいろ
やがて
せまる
しにが
みのかげ

せかさ
れては
つぎの
(きょ)くへと
まるで
くさる
オルゴール

S2
なげいておびえる
いたんの(じょ)う(きゃ)く
オリーブのはとは
いまだかえらずに
くろくそまる

すくいをまてずに
はしごをおりれば
あふれだすしぶき
ほうられておわる
あとかたも
のこさず

かしいだせんたい
わざわいのあくま
しずめるためにと
うたうこのうたは
あがめられて

こひつじのむれに
おひれもつばさも
くれないかみさま
きみはどうおもう
(さあ)
いってよ
ほら

C1
にげる
にげる
それしか
なくて
みすて
みすて
しらんぷ
りでいのった

(ジュ)エル
ブーツ
モノクロニーソ
おどる
どろぶね
のなか

S3
つらいゆめをみて
こわいよるがきて
あじさいはかれて
ときさえくだけて
きざしをしる

しんじるこころの
とらわれびとたち
すくいのひつぎは
あまりにいびつで
どこまで
ただようの

うたごえはつづく
ふなたびはつづく
いつわりはつづく
(きょ)くげんはつづく
そむけためで

かさをましていく
みずのげんそうは
やがてきぼうさえ
くいつくすけれど
きみはどうするの