もし今日が夜明け知らずなら
僕の本を少しだけでも
続けていたい せめて一滴 セピアの色

物語を道連れに
部屋に零した 色鮮やかな赤インク
全部全部連れて行こう
空に綴った 使い古しの黒インク

真っ白な部屋
乱れたストーリー
差し替えられた最終章

もし今日が夜明け知らずなら
僕の本を少しだけでも
続けていたい せめて一滴 セピアの色


青い空に旅立とう
すぐに会えるよ 掠れて消えたエンディング
勿論君も連れて行こう
煙に乗って 夢の末路ネバーランド

空っぽの部屋
未完のストーリー
これから始まる第一章

もし手と手を取り合えるのなら
何処へでもいけるから
恐くはないさ 届くから 七つの色

(それでも)
もし今日が夜明け知らずなら
僕の本を少しだけでも
続けたかった せめて一滴 セピアの色

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

愛読狂(ビブリオマニア)の熱気球

イノシシさんが絵を描くつもりで筆を手にしたら、うっかり詞になりました。
……というわけで、風景から思い浮かんだこの作品。
夢とか物語とかを動力にして飛んで行く僕らの気球、そんな感じ。

愛読狂というよりは、狂い狂わされた本の虫がニュアンス的には近いかもしれません。
赤信号でも何でも、みんなで渡れば平気だよ、と。

閲覧数:148

投稿日:2008/11/21 04:09:28

文字数:356文字

カテゴリ:歌詞

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