その慟哭その掌から 今も眼を背けている
迷った軌跡 振り払い引いていた指
そんな過去の日々に慣れていたとしても

幾つの 咎を重ね 数えきれずに
このまま 果てしなき 火種消えるまで
流血が止むまで

欠けた月の下で 抱きしめ崩折れた時の啓示
ありふれた綴りで 紡がれる虚ろな虚言でも
哭いて叫ぼうとも  やり直しはない歴史の頁
廃屋の彼方を 見据える視線の先には


毀れ落ちた外路地見ながら 今も立ち続けている
守った少女に 手を伸ばし寄り縋るような
そんな狡い人間に成り果てていても

どれだけ 夜が明けても 忘れないだろう
このまま終わりなき 悪夢が醒めるまで
心臓が止むまで

曖昧に笑って 逃げ出したくなるリアルな悲劇
天蓋の空へと 儚く溶ける 鎮魂歌
歎き悔やんでも もう一度はない命の舞台
追憶の帳を 引く手を持ち得ぬ 誰にも

***ひらがな***

そのなきごえそのてのひらから いまもめをそむけている
まよったきせき ふりはらいひいていたゆび
そんなかこのひびになれて(い)たとしても

いくつの とがをかさね かぞえきれずに
このまま はてしなき ひだねきえるまで
あめが やむまで

かけたつきのしたで だきしめくずおれたときのけいじ
ありふれたすぺるで つむがれるうつろなうそでも
ないてさけぼうとも  やりなおしはないれきしのぺーじ
はいおくのかなたを みすえるしせんのさきには


こぼれおちたがいろじみながら きょうもたちつづけている
まもったきみに てをのばしよりすがるよ(う)な
そんなずるいひとになりはてていても

どれだけ よがあけても わすれないだろ(う)
このままおわりなき ゆめがさめるまで
かねが やむまで

あいまいにわらって にげだしたくなるりあるなとらじでぃ
てんがいのそらへと はかなくとけるれくいえむ
なげきくやんでも もういちどはないいのちのすてーじ
ついおくのとばりを ひくてをもちえぬ だれにも

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

歌詞応募用「tragedy link(仮)」

デトさんの作品に応募させていただきました。
http://piapro.jp/content/30pncf9w4w2k1jp4
1つ前に投稿した「Chloe(仮)」の変更版です。

Chloeはとにかく世界観を出せればという感じで歌詞に出てくる人が多く
視点がバラバラとしていて曲の尺の内に物語が纏まりきらなかったので、
此方は歌詞のフレーズはあまり変えていませんが視点を一個人のものに統一してみました。

09.06.10
一部修正しました。
ひらがなの( )のところは歌う時に字数が合わなければ音にしないでも大丈夫な部分です。

閲覧数:292

投稿日:2009/06/14 00:10:56

文字数:830文字

カテゴリ:歌詞

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