波の音がただ心地良く
傷を癒してくれるから
僕は君をふと見詰めては
黒く冷たい髪撫でた

繰り返し繰り返し呼び掛ける
君の名をいつまでも
絶望に彩られ光を失くしても構わない

溶け出した意識から紡がれる
音の無い旋律は
生と死の境界に辿り着く


波の音ももう聴こえない
心満たしてくれたから
君は僕の手を握り締め 
潤む瞳そっと閉じた

繰り返し繰り返し呼び掛けて
僕の名を何度でも
失望に遮られ光を失くしても構わない

溶け出した意識から紡がれる
音の無い旋律は
生と死の境界で僕達を包み込んだ


羽を棄てて落ちていこう
深く静かなる海へと
それは君の祈りの涙
掠れていく記憶の痕
終わる世界

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

終わる世界

※読み方
掠れて…かすれて  痕…あと

閲覧数:169

投稿日:2015/02/04 00:20:52

文字数:299文字

カテゴリ:歌詞

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