見渡す限り滅びの影
世界はふたり唄い子呼び寄せ

目にする全て見るも無残
朽ち行く祈り霞み濁る空

結末を知っていた

雷鳴響き夜明けは逃げて
誰もが懺悔語る
雲間から星赤く
注がれてく大地

弧を描き弧を描くならほら
爆ぜるように聞こえてくる
重なる声は全て包んでく
シンフォニー


小さな指が絡み付いて
笑顔がふたつ灯りすぐ消えた

幾つも紡ぎ千切れて散る
暖かい手は震えて落ちてく

運命(さだめ)だと知っていた

稲妻が裂き闇夜に吠えて
誰しも懺悔告げる
夜空から星青く
弾けて飛ぶ水面

弧を描き弧を描くけどほら
雨上がりの虹じゃなくて
伝わる声は時を溶かしてく
シンフォニー


静寂が満ち形は失せて
何もかもゼロになる
ふたりで雫こぼす
「ごめんなさい」が言えず

弧を描き弧を描き終えたら
そこで永久(とわ)に待ってるの次の唄を
ふたり手を合わせたら
はなむけのシンフォニー


全てを 無へ

残さず 無と

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

はなむけのシンフォニー

もっちもち王国さまの【はなむけのシンフォニー】で
詞を書かせてもらいました。

古の人々は空を覆う流星雨を見てどう感じたのか
星の動きに命運を託す時代にどう見えたのか
「何もかも終わってしまうんだ」と絶望した人も
どこかにいたのかもしれないと思い浮かべて
書いてみました。

とてもカッコイイ曲なので聴いてみて下さい♪

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投稿日:2024/10/15 20:27:07

文字数:413文字

カテゴリ:歌詞

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