いつも君は私を見て、優しく微笑んでくれた。

 いつも君は私の傍にいてくれた。

 君がいてくれれば、私は輝いていれる、そんな気さえした。

 君がいてくれれば、私は何でもできる、そう思うことだってあった。

 君が笑ってくれたあの日を、君が傍にいてくれたあの時を、私は――。


 もぅ君がいないことも、もぅ君が笑えないことも、もぅ君が傍にいることはないことも、分かってるから。
 だから、夢に少しだけ溺れさせて、過去に少しだけ溺れさせて。

 君といた、あの瞬間を。
 君が見せた、あの笑顔を。



 ――一生忘れないよ。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

忘れない

彼女には忘れたくない思い出がありましたとさ。

閲覧数:420

投稿日:2013/07/07 19:58:26

文字数:265文字

カテゴリ:小説

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