*レンミク←ルカのリン視点
*若干ヤンデレチック
*百合注意




ルカちゃんが帰ってきた!

ルカちゃんはリンのあこがれ。
あこがれというより、愛している人
すごく大人っぽくてモテモテで、まっすぐに歩いている綺麗な人

ルカちゃんは帰ってきた途端、見てわかるくらい笑顔が固まった。
その原因をリンは知ってた。

ルカちゃんはミクが好きだ。

私と同じ意味で好きみたいで、いつもいつも目で追っていた。
ミクは確かに良い子だった。可愛いし、明るいし、胸もリンよりある
でも、ミクは女の子同士興味ないみたいでいつも男の子の話をしていた。
学生時代のミクの好きな人は、一つ上のカイト先輩

何度かアタックしては、駄目だったとしょげた顔をして帰ってきていた
それを何故か嬉しそうなルカちゃんが慰める…というのがパターンだった
でもそんなパターンもいつまでも続かない。

続かない…ううん、違うな。続かせない


レンとミクを結婚させたのは、他でもない私だった。
二人が身体の関係にあったのは知ってた。学生時代からだっけ
レンはずっとミクのこと好きだったみたいで、何とかしてこぎつけたみたい

だから、そんな可愛い弟の恋心を叶えるためにコンドームに針を突き刺して穴をあけてあげた。
レンがコンドームを隠すところなんて知っているんだから全部穴をあけてあげた。
そうしたらこの通り
私は横に仲むつまじくしながらいる二人を見て、ルカちゃんを見て心の底から笑った

これでルカちゃんは私も見てくれる

「二人とも、すっかりバカップルなんだよ」

だからルカちゃんミクなんてあきらめてよ
ルカちゃんはそれでも氷ついたような笑顔で、ミクを見ている
何で、まだ、ミクを、見るの
抱きついて、こっちに視線を向かわせようとしたのにいつものようになだめつかされる。
違うよルカちゃん、リンを見て

ルカちゃんの視線が二人の繋がれた手にいっていることに気づいて、リンもルカちゃんと手をつなごうとしたらカバンを固く握られた
まだ、ミクのこと、好きなんだね

ゆっくりと歩き出すみんなを見ながら唇をかみしめて下を向いた。

どうしたらルカちゃんは私を見てくれるのだろう

「ルカちゃん」

横を見ると、ルカちゃんがうらやましそうに夫婦を見ていた。

「ん?なに?」
「良かったら今からご飯食べに行かない?二人で」
「え、二人で…?」

チラリと前を見るルカちゃん

「うん。ミク…ほら見重だからあまり動かしまわらない方がいいかなって思って…。そしたらミク一人だけ置いていきも可哀想でしょ」
「…ああ、ミクは…そうだね…。流産したら大変だものね」

流産、とルカちゃんが再度つぶやいた
駄目だよルカちゃん。ミクを流産なんてさせないよ
ミクの赤ちゃんはリンが守るんだから、だって弱いミクだもの。流産してしまったら、レンと一緒にいられない
ね、ルカちゃん
ミクはきっと今幸せなんだよ
レンも幸せ

だからリンと幸せになろうよ

私たち四人、これでずっと一緒になれるね







リン視点。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

腹部連鎖反応2

前作の続き。ルカ←リン傾向強め、ヤンデレチックな百合につき注意

閲覧数:1,088

投稿日:2010/06/19 16:26:37

文字数:1,278文字

カテゴリ:小説

  • コメント1

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  • ミヤビ

    ミヤビ

    ご意見・ご感想

    百合に百合ですね!?ふぉぉぉ
    今回のもおもしろかったです!
    なんか私が思うみんなの立ち位置そのまんまでww
    りんちゃん像もモロです

    2010/06/22 16:23:28

    • sinn

      sinn

      >>ミヤビ様

      百合に百合です!面白いと言っていただけて本当にありがとうございます。
      みんなの立ち位置が理想通りと言われ、嬉しいです。
      リンちゃんの黒さにブーイングされないかと心配でしたが、良かったです。

      2010/06/29 23:10:53

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