………もうそろそろ起きるか………。

目を開けて目の前にあるのは………布？
上の方を見るとレンの顔があってきっと抱き枕みたいにになってるんだろう…………ってちょっと待った。揺すってみても起きないし爆睡してるっぽいけど……？昨日寝る時は少し間が空いていたはず……。

まあ、こんな機会滅多にないから（頼めばやってくれるだろうけど）レンの胸に顔を埋めてみる。

「…………リン？」

えっ！？起きてた！？それとも私が起こしたの！？

「あ、えっと、これは、その………」

どんだけ動揺してるのよ………。
言い訳をしようとしたら強く抱きしめられた。

「れ、レン！？」

「何？抱きしめてほしかったんじゃないの？」

「ち、違っ………起きたらこの状況だったの！！」

「だって、リンが頭押し付けてきたんじゃん。」

「ううぅ………。」

それを言われると困る。（意識的なことで）先に行動を起こしたのは私の方だから………。（多分……

「そ、そんなことより、朝ご飯食べに行く準備しなきゃ！」

「まだ40分もあるだろ？別にいいじゃねぇか」

「あんたは私にパジャマ姿で行けと………？」

そう言うとレンは離してくれた。まあ、離してくれなかったらキレてただろうけど。



「レン、準備できた？」

「あ、あぁ」

で、食堂？（レストランかな？）まで行くのに100メートルくらい坂を下るっていうね………。

「なんで食事の為だけにこんなに歩かされるんだろう…………。」

………やっぱりそう思うよね？



食堂につくと、もうミク達が座ってて、待っていてくれた。

「ごめん！待たせた？」

「ううん、全然待ってない♪」

「じゃ、食べようか。」

「いただきます………。」

食べてる途中にミクが聞いてきた。

「今日の予定って山登りでしょ？」

「雨が降ってないからやるんじゃない？」

雨が降れば室内レクをやるって聞いたけど、ミクはそっちの方が良かったのかな？

「そうじゃなくて、リンがどうするかよ？やっぱ別行動なのかな？って思って………」

「なんか、もうすぐルカ先生来るから２人でゆっくり登る予定だけど？」

「そっか！じゃあ安心ね♪」

がくぽも来たかっただろうなぁ………。ルカ先生のこと好きだもんなぁ……………………な、なんでこのタイミングで「リン、神威先生のこと考えてんのか？」

……………レン、なんで分かんの！？

「神威先生と巡音先生ってすっごい仲がいいって噂だもんね」

あぁ、それでか。カイト君ありがと(>_<)

「俺、ちょっと先生のとこ行ってくるわ。」

「ちょっ！？レン！？」

「大丈夫！すぐ戻るから！！！」
…………レン、どうしたんだろう？