繰り返す 細波に合わせて
飜える薄紅のドレープ
強い日差しの中で揺れる

忍び来る 足音追いかけて
身に纏う綺羅びやかなパール
寄せるガラス越しの口唇

温かな眼差しで手を取り見つめられたら
込み上げた熱 走り抜けてく身体
もう眠れない

さあ、踊りましょう 今夜一度だけ
溺れる程に息が苦しくて
焦がれるように焼き付けるように
アツい夢を ただ見ていたいだけ

誘い出す 吐息耳に伝う
迷い込む魅惑的トラップ
赤く靡かせる髪飾り


迸る情熱の言葉囁かれたなら
冷めやらぬまま 突き抜けてゆく刺激
もう止まらない

ねえ、気まぐれなだけの遊びなら
一層この身を抱いて欲しいのよ
呆れる程に狂おしい程に
アツく胸に 今刻み込ませて

淡く 滲む 逆さまの情景
寄せて 返す 泡沫のリズム

踊り疲れた身体
もう泳げない

そう、ありふれた恋の話なら
星の数程語り継がれてる
壊れるくらいやるせないくらい
アツい夢よ まだ醒めないで

まだ、踊りましょう 最後もう一度
赤いドレスが黒く染まってく
こんな願いも決して叶わない
だって私 水の中の金魚(さかな)

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くりかえす さざなみにあわせて
ひるがえる うすべにのどれーぷ
つよいひざしのなかでゆれる

しのびくる あしおとおいかけて
みにまとう きらびやかなぱーる
よせるがらすごしのくちびる

あたたかなまなざしでてをとりみつめられたら
こみあげたねつ はしりぬけてくからだ
もうねむれない

さあ、おどりましょう こんやいちどだけ
おぼれるほどにいきがくるしくて
こがれるようにやきつけるように
あついゆめを ただみていたいだけ
 
さそいだす といきみみにつたう
まよいこむ みわくてきとらっぷ
あかくなびかせるかみかざり

ほとばしるじょうねつのことばささやかれたなら
さめやらぬまま つきぬけてゆくしげき
もうとまらない

ねえ、きまぐれなだけのあそびなら
いっそこのみをだいてほしいのよ
あきれるほどにくるおしいほどに
あつくむねに いまきざみこませて

あわく にじむ さかさまのじょうけい
よせて かえす うたかたのりずむ

おどりつかれたからだ
もうおよげない

そう、ありふれたこいのはなしなら
ほしのかずほどかたりつがれてる
こわれるくらいやるせないくらい
あついゆめよ まださめないで

まだ、おどりましょう さいごもういちど
あかいどれすがくろくそまってく
こんなねがいもけしてかなわない
だってわたし みずのなかのさかな

この作品にはライセンスが付与されていません。この作品を複製・頒布したいときは、作者に連絡して許諾を得て下さい。

オランダシシガシラ

さあ、踊りましょう 今夜一度だけ・・・

※金魚の歌です


五月、猫と鳩の饗宴
不幸を呼ぶ鳥、凶鳥きゅおん

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H.26.7.1
誤字修正

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投稿日:2014/07/01 00:33:59

文字数:1,145文字

カテゴリ:歌詞

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