夢を見ていた
酷く 長い長い夢
目覚めてしまった
未完成のまま 終ってしまった


誰も来ない 何処にも行けない
そんなの望んじゃいなかった

どう生きて どう死んでいくのが
正解なのか しらない私たちは
今日も 曖昧のまま眠りにつく

逃げるような 夢を見たがった
全部忘れるために
魔法みたいな 世界の視線が
苦しい 苦しいの
だから 夢の中に逃げて

忘れたかった

夢を描いていた
脆く 儚い幼い夢
捨てられてしまった
未完成のまま 消えてしまった

誰も来ないで 何処にも行かない
それさえ望んじゃいなかった

どう産まれて どう泣けばいいのか
誰もしらないのに 私だけって
今日も 身勝手な想像をつくってく

溺れるような 夢を見させてよ
全部底に埋めてしまいたいから
魔法があるならさ 私は
辛い 辛いなんて
思うはずなかったのに

夢なんて 逃げ場を造っているだけ
夢なんて あぁ

もう二度覚めるものか 覚めるものかと
目を瞑っていたかったのに
時という 不甲斐ない
長い 長い 夢にさ迷った

そこから出たかった

逃げるような 夢を見たがった
全部忘れるために
魔法みたいな 世界の視線が
苦しい 苦しいの
だから 夢の中に逃げて
逃げて 逃げられなくって

これは全部悪い夢だ