根拠のない空想も 味気ない現実も
同時に味わえるからこそ
こんなにも染み渡っていくの 甘く 苦く

通り魔のように去った 私を刺して消えた
時雨、その水溜りが
街灯の下にただ映るの 濃く 淡く

探していた言葉の意図も
失いかけたこの感情も
本当の意味を知ることが怖くて

それでも

壮大な結末と 壮大な勘違いを
飽きもせず 今日も 今日も 繰り返している
責めてでも最高に 美しい結末をと
私は 今日も 今日も
変わらない未来に縋るの

ラッタッタラ ラッタラララ
ラッタッタラ ラッタラララ
ラッタッタラ ラッタラララ
ラッタッタラララッタラララ

想像力が足りないだけで
感性に富まないだけですと
言葉にすることから逃げ続けて
気づいたらここに流れ着いていた

それでも

壮大な結末と 壮大な勘違いを
飽きもせず 今日も 今日も 繰り返している
責めてでも最高に 美しい結末をと
私は 今日も 今日も
変わらない未来に縋るの

後ろめたさから必死に逃げようと走った
「誰が嘘をついているかなんて、誰にも分かりやしない」と
そう自分に言い聞かせてきたの

だけど嘘は決して本当にはならない
当たり前のことだけど それが痛い程に分かったの
あなたと出会って

それでも

壮大な結末と 壮大な勘違いを
飽きもせず いつも いつも 繰り返していた
責めてでも最高に 美しい結末をと
私は 今日も 未だ

「壮大な結末」という 壮大な勘違いを
飽きもせず 今日も 今日も 繰り返したいと願った
責めてでも最高に 美しい結末をと
私は 今日も 今日も
変わらない未来に縋るの
死んで行く過去に縋るの

そして今日も街灯が灯る

この作品にはライセンスが付与されていません。この作品を複製・頒布したいときは、作者に連絡して許諾を得て下さい。

「街灯と猫と。」feat.結月ゆかり 歌詞

いばななの3作目「街灯と猫と。」の歌詞です。

閲覧数:498

投稿日:2019/06/18 06:41:47

文字数:750文字

カテゴリ:歌詞

オススメ作品

クリップボードにコピーしました