夢にまで見た　あぁ
王冠が
僕のサイズじゃ　ない
みたいだ
一度目にした　あの
光景は
忘れられないらしい

案外ハマってたみたい
熱なんて無いと思ってた
安泰とはいかないみたいだ

今回ご縁は無いようで
また次回無いのわかっても
戻るボタンがない
こんなことになるなら

もうやめときゃよかったな
網膜に焼き付いてさ
月明りじゃ物足んないよ
どうしたってお手上げさ
一人暗い部屋の中
誰にも聞かれないように
何かを溢した

全て捨てて
逃げる覚悟はない　怖がりなもんで
かろうじて手に残った
水に反射した光にすがって

生涯これを繰り返して
いつだって中途半端な席で
「何もない」と言い切れないほどで

「後悔先に立たず」ならば
余った未来に用はないな
早送りして
それじゃ反省会しましょうか

こうなるはずじゃなかったな
網膜が欲しがってさ
月明りじゃ物足んないよ
もう陽は僕を照らさない
閉じ込められた真夜中
誰にも見られない隅で
何かが零れた

何かを溢した
何かを溢した
何かを溢した
何かが零れた