忘れられた頁を
紐解いて、奏でる音
いつかを生きた
誰かの思いを拾い上げる

春の風、夏の声
秋の道、冬の空
四季を巡るように
鳴り響くは郷愁の歌

あなたが歩んだ
軌跡を辿る
数多の物語を
掻き分けたその先へ

誘われるは創まりの森
失われた都へ彼は手を伸ばす
陽と月の傾いた二つの世界
盗めぬものは自らの記憶

国を隔てた二振りの剣
お伽噺を作るのは誰?
例え君を忘れたとしても
青い鳥はきっと導くだろう

一夜を分かちた交わらぬ二人
手を取り永久を誓いあう二人
孤独な彼女はただ、一人待ち続け
人ならざる者は恋い焦がれた

森の奥で開かれたお茶会に
語り部が馳せる都も鮮やかな紅い色
旅人を惑わす精霊の悪戯に
全てのものは森へ還るだろう

風伝う言の葉を
木々を伝う彼の詩を
朝露に響かせ
空舞う翼へ想いを乗せて

見上げれば陽光
静かな風が世界を包み
忘れられた蕾は
新たな光を灯す

終わることのない世界よ
今一度、「物語の箱」へ集え
忘れられた物語は
この場所で生きるだろう

Eton Defishen Welz
Ernut -StoryBox- Sermern
Verge Storia
Diser Oru Deire Lia

黄昏に落ちる陽を背に
姿見せた月は暁を待つ
巡り巡る物語は
深緑の先、語り継がれるだろう

我らは「物語の箱」の語り部
この詩が誰かの救いとなるなら
我らは奏で続けよう
煌めく数多の物語を

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

【鏡音リン・レン】Story BoxⅡ【民族調オリジナル曲】

閲覧数:234

投稿日:2017/12/17 17:38:47

文字数:617文字

カテゴリ:歌詞

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