―次の日。
レイ「う~っ、あ~っ、寝たけどまだ眠いな…」
朝日が窓から差し込んでくる午前6時。レイはそんな事を呟きながら…
レイ「…!!そうだ、ミクは?」
辺りを見回す。姿は無い。
精神を半分統一させて気配を感じ取る。もちろんミクは人間ではないから気配は無いと言っても良い。
レイ「…夢だったのか?だとしたら凄い夢を見たな…うん」
確かに凄いです。でもレイがこんな凄すぎる夢を見るのでしょうか?
ミク「レイく~~ん!おはよ~~!!」
レイ「うおっ!?―あわわっ、あ~っ!」
いきなり背後からミクに飛びつかれレイ顔面から床にクラッシュ!
レイ「いてぇ…なんだ、ミクか。お早う―やっぱり夢じゃなかった…!」
夢ではありませんでした。しかも喜んでます。
ミク「ね~ね~レイく~ん。今日は何をするの~?」
レイ「そうだな…今日は1日学校があって―むむむ!?今日”学校”じゃねぇか!!」
ミク「がっこう?」
レイ「そう、学校。―どうしようか。もし百歩譲ってミクが学校に行こうものなら…駄目だな、学校が崩壊する、はっ、はは…」
ミク「ね~ね~、ミクも学校行けるの?」
レイ「そうだな、行けない事も無いんだけどね…」
ミク「ふ~ん…」
レイは何かを考えていました。学校内にミクが隠れられるような場所、部屋、空間…
レイ「…あ。一つだけ、ある…」
ミクを学校へ行かせたい!そう思ってるかどうかは分かりませんが、レイの脳がフル回転してくれたおかげで一つだけミクが学校にいてもばれる事の無い良い部屋を見つけ出しました。そこは――
レイ「俺の部室…」
なるほど。レイが部長の部活、”一人でボカロの動画ばっか見てる生徒へ贈る自分の意見を率直に言える部活、略して「ボカロ部」!!(とてつもなく長い…つーか校長はこんな部活許可して良いのか)”の部室なら放課後以外の時間に生徒(レイ除く)が入る事はありません。
ミク「ミクも学校に行けるの?」
レイ「少し退屈だけど、それを我慢できるなら学校に行けるよ」
ミク「きゃはは!やった~!!」
レイ「…まぁ―おぅ!?ちょっ、ミク、それはまずいって…まぁ、いいか」
おっと、ミクがレイに抱きついていますので、このシーンはカット、という事で時刻は午前7時10分。レイがいつも家を出る時間になりました。
レイ「じゃあ、行こうか、ミク」
ミク「うん!行こう、レイくん」
レイが家の鍵を掛け、ちゃんとロックしてるかどうか確認。それから置いてあった鞄を持っていつもの通学路に、行きませんでした。
レイ「ちょっと、裏道」
ミク「レイくん、この道でいいの?」
レイ「ああ、この道でいいんだよ」
―数十分後、
レイ「さぁ、着いたぞ、ここが、俺の学校だ」
ミク「大きいね~」
2人は学校の裏門。普段人は2、3人しか通らない門にいました。そして2人はそのままレイの部室へ。
レイ「昼に来るね」
ミク「うん!」
ミクの学校生活が始まりました。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

ミクとレイⅡ ミクの学校物語①

今回は少し短めにまとめて(?)みました。
まだまだ下手ですがよろしくお願いします。
改善点等ありましたら教えてください。

閲覧数:84

投稿日:2011/06/14 21:25:14

文字数:1,216文字

カテゴリ:小説

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