<<LEN>>
烏羽玉の冬の宵
凍りついた川岸で
淡い光を纏いし
君と出会った

細い背中に縋って
抱き寄せた透き通る肌
二度と訪れはしない
恋を焼き付けた

コエヲ(<<RIN>>ウタヲ)
キカセテ(<<RIN>>トドケテ)
キミニ(<<RIN>>トオイ)
アイタイ(<<RIN>>アナタニ)

うたかたの夢常久に
醒めずに欲しいと...

罪重なる過去は
はらはらと
粉雪の様に
舞い落ちて
暖かな君の
ぬくもりで
溶けて消えゆくのを
待っています


<<RIN>>
霧雨煙る春の宵
とろけだした川岸で
目覚めの時知りながら
拙く愛した

身の丈超えた感情
持て余す幼い指は
触れる事も叶わない
想いだけ残した

ウタヲ(<<LEN>>コエヲ)
トドケテ(<<LEN>>キカセテ)
トオイ(<<LEN>>キミニ)
アナタニ(<<LEN>>アイタイ)

優し僻事常久に
離しはしないと...

花霞みの空は
ゆらゆらと
幻の様に
惑わせて
柔らかなあなたの
残り香を
ふと想い出させて
切なくなる


<<LEN>>
トキヲ(<<RIN>>ソバニ)
モドシテ(<<RIN>>イサセテ)
スガタ(<<RIN>>ヒトリニ)
トドメテ(<<RIN>>シナイデ)

仮初の恋常久に
<<RIN&LEN>>
消えることなく...


<<RIN>>
ひさかたの雲間は
ゆるゆると
まほろばの時を
狂わせて
<<LEN>>
香り立つ華の
残り香で
穢れぬ涙
零すのです

<<RIN>>
入り日なす季節は
さらさらと
差し伸べた指を
すり抜けて
<<LEN>>
変わり逝く時間の狭間で今
僕は動けずに
ただ在るのです



僕は動けずにただ独り
此処で去り逝く春に微睡むのです...

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい
  • オリジナルライセンス

此岸

過去作品。サンプル。

閲覧数:206

投稿日:2015/03/05 21:27:12

文字数:737文字

カテゴリ:歌詞

クリップボードにコピーしました