<<LEN>>
烏羽玉の冬の宵
凍りついた川岸で
淡い光を纏いし
君と出会った
細い背中に縋って
抱き寄せた透き通る肌
二度と訪れはしない
恋を焼き付けた
コエヲ(<<RIN>>ウタヲ)
キカセテ(<<RIN>>トドケテ)
キミニ(<<RIN>>トオイ)
アイタイ(<<RIN>>アナタニ)
うたかたの夢常久に
醒めずに欲しいと...
罪重なる過去は
はらはらと
粉雪の様に
舞い落ちて
暖かな君の
ぬくもりで
溶けて消えゆくのを
待っています
<<RIN>>
霧雨煙る春の宵
とろけだした川岸で
目覚めの時知りながら
拙く愛した
身の丈超えた感情
持て余す幼い指は
触れる事も叶わない
想いだけ残した
ウタヲ(<<LEN>>コエヲ)
トドケテ(<<LEN>>キカセテ)
トオイ(<<LEN>>キミニ)
アナタニ(<<LEN>>アイタイ)
優し僻事常久に
離しはしないと...
花霞みの空は
ゆらゆらと
幻の様に
惑わせて
柔らかなあなたの
残り香を
ふと想い出させて
切なくなる
<<LEN>>
トキヲ(<<RIN>>ソバニ)
モドシテ(<<RIN>>イサセテ)
スガタ(<<RIN>>ヒトリニ)
トドメテ(<<RIN>>シナイデ)
仮初の恋常久に
<<RIN&LEN>>
消えることなく...
<<RIN>>
ひさかたの雲間は
ゆるゆると
まほろばの時を
狂わせて
<<LEN>>
香り立つ華の
残り香で
穢れぬ涙
零すのです
<<RIN>>
入り日なす季節は
さらさらと
差し伸べた指を
すり抜けて
<<LEN>>
変わり逝く時間の狭間で今
僕は動けずに
ただ在るのです
僕は動けずにただ独り
此処で去り逝く春に微睡むのです...
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