この背の羽は生まれつきじゃない
曖昧な手足は貰い物じゃない
この花束は祝いの証じゃない
この泪はあなたに触れられない

一瞬の光は勝利の声じゃない
轟く音は歓声の便りじゃない
動かないのは決意ではなくて
あの時計の針と染み付いた影

誰がいけなかったの
誰が間違っていたの
誰が私とあなたを引き裂いたの
誰が正解だったの 誰が悪かったの
誰が命の価値を決めつけたの



新しい名前が生まれること
それが果てしなく繋がること
たったひとつが命を産むこと
たったひとつがそれを奪えること

ありふれた悲しい御話を
生んでしまった罪を擦りあった
白一枚を掲げる体が 貫かれないのは
世界の約束


誰も悪くないよ
誰もが震えながら
軽く儚い命を抱えていた
燃えていい夢など 離されていい掌など
ひとつもなかったのだ



何を守っていくの 何を語っていくの
ここに刻まれた言葉に嘘はないの

あんな空で火の鳥が飛ぶなら
幸せなど簡単には 産まれやしない
こんな手でそれさえ壊せるなら
誰かと繋いで塞いでおこう

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誰が命の価値を決めつけたの

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投稿日:2021/01/20 15:39:40

文字数:456文字

カテゴリ:歌詞

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