歪な声がする
早く帰れと入相
急いだその分ほど老い疲れてく

弱音吐ける私の勇気がただ羨ましいだけと
夢は簡単に嘘つきになる
靉靆の中でつまらない顔
この世の美しさの限り生きていくと
ほざく子供のうちはいい子で
頑是なさは悪魔

知らない名前と地名全て無意味
ありえない言葉たち色づいていく

軋み出した不安は地震雲の様
陰りの午後土曜授業
口ずさむビル風
かげおくりの紫私を包んで
空気の重い花曇り
騙されそうになる

実を言うと
十年前私は死んでいた事になる
ぬるい夜風が吹いて
そういえば暗い春でした
増えていった傷跡も愛せるまで
我慢しておくから
立派な大人になれる
それまで待ってもらえますか

燻り出す愛憎は地震雲の様
陰りの午後土曜授業
追い込まれて
いつも通り届かない
空気の重いハレーション
悲しい顔してる花曇り

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

地震雲

閲覧数:5

投稿日:2025/03/17 21:35:50

文字数:365文字

カテゴリ:歌詞

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