水たまりは言いました
僕はいつか海になる

雨粒は溶け込んで
ため息をつきました

君は知らないだけなんだ
雨粒は語りだす

海は広くて大きくて
君がなれるようなものじゃないと

それでも彼はあきらめられなくて
いつかいつかいつかはそう思って
次々と降って来る雨粒をのみこんだ


人々は過ぎました
足早に彼のうえ

彼は苦しみました
どうして僕を踏みつけるの

だって僕はここにいる
水たまりは泣き出した

海のようにただやさしく
僕はなりたいだけなんだと

ほんとは彼も知っていた
いつかはいつかは僕は消える
次々と来る雨粒は彼を慰められない


太陽は現れました
それは次の日のことで

水たまりはその体
焼かれていくだけでした

僕は消えてしまうのかな
彼は涙すら流せず

海のようになりたかった
僕は海になりたかったんだ


太陽はただ照っている
世界を明るく照らすだけで

遠い空の下では
海面が揺らいで輝いている


そして彼はいつの間にか
雲とともに旅をする

その身を降らすは何処だろう
それは彼の運命


遠い空の下では
海面が揺らいで輝く

それを照らすは太陽で
彼の身はどこだろう

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

その一生

物語調に、無駄にしてみました。

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投稿日:2009/10/24 21:37:19

文字数:502文字

カテゴリ:歌詞

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