「ただいまぁ~。はあ…。何なのよ、まったく。」

あれからルカに彼のことについてずっと質問されていた。
別に何でもない、で貫き通したけど。

「明日も質問ばっかりだったら、キツいわね…。」

疲れからか、ついつい独り言を言ってしまう。

「今日は早く寝よ…。」

溜め息混じりに、そう呟いた。
その後、夕飯を食べてお風呂に入り、眠りについた。





――めーちゃんの好きな食べ物って何なの?僕はアイスが好き!

――私もカイト君とおんなじでアイスが好き!

――おんなじなんだ。えへへ、何か嬉しいな。いつかめーちゃんに僕が作ったアイス、食べさせてあげるね。

――じゃあ私もカイト君に作ってあげるね。



--ジリリリリ

「ん…。夢か…。」

目覚まし時計を止めて、起き上がる。
また彼の夢を見た。
この夢を見ると、彼のことを少しずつ思い出す。
それだけじゃない。
彼の存在が私の中でどんどん大きくなっていく。

「朝から何考えてんだろ…。」

学校へ行く準備をし、朝食を済ませ、家を出ようと思っていたら、お母さんに呼び止められた。

「メイコ。隣に引っ越して来た人がいるみたいだから、後でもいいから挨拶しなさいね。」

「わかったわ。じゃあ、いってきます。」

「いってらっしゃい。」

今度こそ家を出る。
せっかくだから、隣の人に挨拶でもしようかと思い、隣の家を覗くと、

「咲音さん。おはようございます。」

「えっ…始音君?何でここに?まさか、隣に引っ越して来た人って…、」

「うん。僕が咲音さんの家の隣に引っ越して来たんだ。昨日挨拶しようかと思ったんだけど、時間が合わなくて…。」

「そうなの。これからもよろしくね。」

「はい。じゃあ一緒に学校に行きましょうか。急がないと、遅刻しちゃいますよ。」

「一緒に?……まぁ、急がないといけないしね。」

少し恥ずかしかったが、始音君の言う通りなので一緒に学校へ行くことにした。





――彼に顔が赤いの、気づかれないかな?






~☆続く☆~

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

あの時の約束~3~

カイメイ学パロの第3話です。

あまり話が進まない(-_-;)

完結までどれくらいかかるかは未定です(>_<)

閲覧数:234

投稿日:2011/04/14 20:29:49

文字数:861文字

カテゴリ:小説

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  • 禀菟

    禀菟

    ご意見・ご感想

    あー、めーちゃん可愛い(*´∇`*)

    めーちゃんがアイス食べてるとこ可愛いと思う(*^-')b

    めーちゃんはかじる派だねww

    2011/04/14 20:49:01

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