あの頃、世界は二人とそれ以外。
 きっと同じものを感じていた。
 どこかで繋がっていたんだと思う。
 目に映るもの、ずっと形に残るもの、現せるものなどなにもないけど。
 都合のいい幻を見たんだと笑う人もいるだろう。
 幼子の戯言だと相手にしてくれないかもしれない。
 けど、そこにいたのは確かにひとりじゃなかった。
 意識の奥底。
 視えるもの、聴こえるもの、感じるもの。
 近くに遠くに。
 すべてを共有して、本当にひとつになれたようだった。


 そんな二人が離れた日。
 二つに別れた日。

 二人になった。
 初めて、独りになった。
 そうしなければ、触れ合う事も、声を聞く事も、温かさを感じることも出来なかったのだろうけど、あの時は、どうしようもない喪失感がぼくらのすべてを支配していた。
 溢れる感情の渦。
 しあわせのはじまり。
 嬉しくて泣いた?
 それとも寂しくて泣いた?

 聞いてみても答えられない。

 そんなぼくらが生まれた日。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

ぼくが生まれた日―鬼の子・外伝的何か―

迂闊でした…
クリスマスとお正月を考えすぎて、リンちゃんとレン君の誕生日を、つい一時間前に思い出すなんて!!涙
なので、後日訂正すると思います。
すみませんm(__)m
しかも、携帯からなので文章が長くなれない…
一応、設定は孤守唄の延長線になってますが、他にも当てはまると思います;;
中途半端なのは覚悟しておりますので、ただ誕生日を祝いたかった気持ちをくんでいただければありがたいです…orz

追記
何となく編集しなおしました。仮復活です。
生まれる前とその後、という感じです。
中二と言われてもかまわない!!笑
しあわせという文字は何度使っても、わかりかねます。
不幸ではないと言うことが幸せと言う時代ではないので、一体何を基盤にそう定義つけていいか……
書きながら不思議に思ってます。
誰かわかる人教えてくださいorz

まあ、そんなことはどうでもいいとして(笑
これからもがんばって続きを書いていきたいと思います。
説明文のほうが長いよ!!!
たぶん、まだ書き加えます。

閲覧数:331

投稿日:2009/01/06 19:14:21

文字数:429文字

カテゴリ:小説

オススメ作品

クリップボードにコピーしました