誰かが殺した魔物
右手に剣をつかんで
解けた靴紐でさえ
気にせず
ただ振り下ろす
少年は 闇に溶けてゆく
丘に夜明け訪れて
幼い記憶を胸に
悴む手を握り締め
少女は走る
走り出す
暗い森 うねる風
誰かの足音 聞こえた
光る先 黒い影
誰かが笑っていたんだ
その手の ナイフが
こちらに向けられている
絶望した心
必死で動かそうとした少年は
剣を握るその手を
少女を守るために
振り下ろした
朝露に濡れた頬
血で染まってゆく指先
「うるさい権力者ども
叩き斬ってくれようか」
最初は その手を守るため
それだけ
今はただ この手が
少し多くだけ命を守れる
それだけ
この身が朽ち果てようとも
誰かが 救いを求める
声のする方へ
いつしか少年は畏れられ
支配者たちは少年を「魔物」と呼んだ
少女が目指した
丘の上にある剣は
いつしか錆びつき
それでもなお
見守ってる
支配者どもは金を投げ
「殺せ」と叫んで
安心したような顔で眠りはじめた
少年は必死で足掻いて足掻いて
殺して殺して
「殺してもきりが無いよ」
少年は遂に力尽きて
空がこんなにも青いことを知って
その手を高く高く掲げた
誰かが殺した魔物の話
誰かが殺した魔物
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