作品一覧
その他
オンガク
触れ合う度に消えた 泡沫を愛した君 花吹雪 舞い上がれば落ちるまで その一瞬で煌めいて 朽ちる時も美しい そんな花になれるように 浅い浅いこの悲壮感は 時に任せてしまおう 淡い淡いその顔はまるで...
花吹雪が舞う頃に
水しぶきまるで一縷(いちる)の芥 照らす陽は最早(もはや)陰(かげ)りを知らずに 贖(あがな)いの詩(し)明日に君を預けて 再会の地はまた此処で 空回る地に伏せるは殻にこもる片生(かたなり) 水に消えた先天的蟠(わだかま)り 寂れた自我はなし崩しの権化(ごんげ)と 風鈴の音が憂いにも 歌は部屋に響い...
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